
Data Center
シンガポール
セラングーン
データセンター
バーチャルツアー

バーチャルツアーとは
施設や主要設備のイメージをふんだんに使い説明することで、シンガポール セラングーン データセンターについて、ユーザーの皆様により詳しく知っていただくためのコンテンツです。

シンガポール セラングーン データセンターは、NTT Comが独自で設計・建築した5階建てのデータセンター専用建物であり、シンガポール公益事業庁 (PUB) が定める水害リスクの低い区域に位置しています。当データセンターは、直射日光を最小限に抑えるために東向きに建てられており、二重壁を採用することで熱伝熱を防いでいます。

データセンターへの訪問の際には、すべてのお客さまに事前の入館申請手続きを行っていただきます。敷地の入口にて、警備員が入館申請情報をもとに本人確認を実施します。

【回転式ゲート】
本人確認をしゲートを通過後、すべてのお客さまに金属探知機によるボディチェックと手荷物検査を受けていただきます。

受付カウンターにて、写真付身分証明証による本人確認を再度行います。本人確認後、データセンターの各スペースへの入場に必要なICカードとラック鍵をお渡しします。

【認証取得プレート】
当データセンターは、全米グリーンビルディング評議会(USGBC)による格付制度のLEED Goldを取得しています。また、商用データセンターでは初めて、シンガポール政府建設局が定める「グリーンマーク」における最高ランクのプラチナアワードを取得しました。

【生体認証装置】
エントランスロビーには、迅速な申請手続きを行っていただくために2つの指紋認証装置を設置しています。データセンターの各設備へアクセスするために、全てのお客さまに指紋情報の登録をしていただきます。

【ロッカー】
作業に必要のない手荷物は、すべてロッカーの中に預けていただきます。

【緑のカーテン】
雨水を散水し、屋上の太陽光パネルの電力で制御している緑のカーテンは、当データセンターで採用するグリーン施策の1つです。当データセンターでは、他にも人感センサーの採用や、再生水の利用、エネルギー効率の高い設備の採用などのグリーン化に取り組んでいます。

お客さま用の会議室を3部屋用意しており、最大で1日あたり2時間ご利用いただけます。ワイヤレスLANや電話機も、ご要望に応じて提供可能です。

プレゼンテーションルームには当データセンターのミニチュア模型が設置してあり、建物全体の構造をご覧いただけます。

セキュリティゲートは、アンチパスバック機能と共連れ防止機能を兼ね備えています。受付で発行されたICカードにより、ゲートを通過していただきます。

シンガポール セラングーン データセンターはキャリアニュートラルなデータセンターであり、各種ネットワークがご利用いただけます。通信機械室は高いセキュリティ性が確保されており、いかなる従業員が入室する際にもデータセンタースタッフが付き添います。

各サーバールームの入口には、インターロック機能と共連れ防止機能を持つマントラップが設置されています。マントラップへ入場する際にはICカードによる認証が行われ、マントラップを抜けてサーバールームへ入室する際には生体認証を行います。

サーバールームの二重床の高さは600mmで、床荷重は 12 kN/m2です。電気ケーブルは床下に、データケーブルはラックの上に配線されています。電力の冗長性を確保するため、各ラックは異なる2つの配電盤から配電されます。

【標準ラック】
標準ラックは、ラック耐荷重800kg、45Uで、一般的なデータセンターに比べて高い機器積載効率を誇ります。お客さま専用ケージもご利用いただけます。

防火設備は、高感度煙検知装置とクロスゾーン式煙および熱検知装置を採用しています。また、消火設備は、N2ガス方式消火設備、消火器、予作動式スプリンクラーを採用しています。

空調設備は、サーバールームから完全に独立したメンテナンス用通路に設置してあります。これによりメンテナンスの際に作業員がサーバールームに入らないで作業ができるため、サーバールームのセキュリティが高められます。

万一の停電時は、UPSを通じて、バッテリーから無瞬断でお客さまラックに電力が供給されます。バッテリー保持時間は全負荷の状態で15分間で、メンテナンス時も安心なN+1冗長構成です。

サーバールームのためのスペースをより広く確保するため、クーリングタワー、非常用発電装置、ロータリーUPSなどは建物の屋上に設置されています。また、これらの設備により日陰になるため、建物への直接的な熱伝導を最小限に抑えることができます。

【非常用発電装置】
N+1冗長構成の2.5MVAの非常用発電装置は、万が一の停電時でも、サーバールームや各設備へ24時間以上バックアップ電力を提供します。また、燃料の優先給油契約により長時間の電力供給が可能です。

【クーリングタワー】
クーリングタワーは、排熱と外気を熱交換して冷却する装置です。N+1の冗長構成をとっています。

【NEWateタンク】
当データセンターは、上水とNEWaterの2種類の水源があり、再生水であるNEWaterは主に冷却システムに利用されています。また、必要に応じて上水のバックアップソースとしても使われます。

【太陽光パネル】
太陽光パネルは、データセンター内の緑化システム全てに電力を供給しています。

搬入エレベーターの最大積載重量は4トンです。ICカードを使った着床制限機能付で、よりセキュリティを高めています。

当データセンターには大小2つのトラックヤードがあります。小さいトラックヤードは最大で2トントラックを収容することができ、大きいトラックヤードは最大で4トントラックが収容可能です。双方とも搬入作業をしやすいよう、リフターを完備しています。

【ステージングルーム】
お客さま機器をラックに取り付ける前に開梱・動作確認をしていただけるよう、ステージングルームには電源コンセントを設置しています。

受変電設備室は2部屋あり、スイッチ装置、配電盤、変圧器やその他の電力設備を設置しています。当データセンターは異変電所から2系統受電で、2Nの冗長性を確保してお客さまラックへ給電します。

チラーはN+1の冗長構成をとっており、効率的な水冷式空調システムをサポートしています。